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糖尿病内科について

糖尿病

当院では、治療の難しい糖尿病の患者様に対して、糖尿病専門医が診察させて頂いております。インスリン注射をされている患者様におきましては、24時間の血糖変動が分かる、FreeStyleリブレを使用させて頂くことも可能です。また、循環器専門医が連携することにより、糖尿病のコントロールだけでなく、糖尿病の合併症に対しても的確な判断 とサポートが可能です。
個々の患者様の病状に合わせて、経験豊富な管理栄養士による栄養相談も行わせて頂いております。

糖尿病とは

糖尿病とは血糖値が高い状態が続く病気です。
摂取した食物や飲料は、体内でブドウ糖となり、その一部は血中に入りエネルギー源として全身に送られ、これを血糖と言います。膵臓から放出されるインスリンが、この血糖を体の細胞へ取り込む役割を果たしていますが、インスリンの分泌や機能に問題が生じると、血糖を取り込んで上手くエネルギーとして利用できなくなり血糖値が上昇することとなります。
この状態が持続すると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞、脳卒中、下肢の壊死などを引き起こします。また放置すると視覚障害、神経障害、透析が必要な腎不全になるなどの合併症を招く恐れがあります。

また、糖尿病の初期は自覚症状がほとんどない病気なので注意が必要です。

糖尿病が進行すると出てくる症状
  • 食事を摂っているのに体重が減少している
  • よく喉が渇く
  • 常時食欲が旺盛
  • 尿の回数や量が増えてきた
  • 尿の臭いが異常に強い
  • 視力の低下
  • やけどや傷などの痛みを感じにくい
  • 足の浮腫   など
糖尿病の原因

ブドウ糖は、体にとって必要不可欠なエネルギー供給源です。膵臓からのインスリンは、このブドウ糖をエネルギーとして変換する助けをしており、結果として血糖値を適正な範囲に保ちます。
しかし、糖尿病の場合、インスリンの機能不全(インスリンの分泌減少や機能低下)により、血糖はエネルギーとして十分に利用されず、血糖値は持続的に高まります。
このような状態は、感染症や他の病気が起こりやすくなるだけでなく、悪化すると様々な合併症を引き起こす原因ともなります。

糖尿病の3大合併症

糖尿病を十分に管理しないと、高血糖の影響で血管に損傷が生じ、様々な健康上の問題が起こる場合があります。
特に2型糖尿病は、症状が出る前に合併症を引き起こすことが多いのです。糖尿病にはいくつかの重大な合併症がありますが、なかでも最も注意が必要なのが「糖尿病の3大合併症」と呼ばれる以下の3つの疾患です。

糖尿病網膜症

目の内部に存在する網膜は、私たちが光や色を感じる役割を果たしています。長い間、高血糖状態が続くと、この網膜を栄養している血管が破壊され、視力の低下や失明の原因となります。
糖尿病網膜症は成人の失明の主な原因として知られています。

糖尿病神経障害

特に足の感覚の低下や痛みの鈍感が代表的な症状として現れるこの障害は、怪我や感染のリスクを高めるだけでなく、日常生活にも大きな影響を及ぼします。さらに、消化器系の不調や勃起不全など、様々な自律神経の症状が現れることもあります。

糖尿病腎症

腎臓は私たちの体にとって重要な役割を果たしており、糖尿病が腎臓に及ぼす影響は極めて深刻です。糖尿病腎症は、日本での人工透析の主な原因となっています。

糖尿病の種類と特徴

糖尿病は大きく以下の4つに分類されます。

1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓のインスリン生産機能が自己免疫反応によって失われることで発症します。子供や若者に多いイメージがありますが、大人の方にも見られます。
膵臓がインスリンを生産しなくなるため、治療ではインスリン注射が必要となります。
急激な症状変化を伴うことが多いこのタイプは、発症のサインを正しく捉えることが重要です。

2型糖尿病

国内の糖尿病患者の大部分を占める2型糖尿病は、生活習慣や遺伝的要因が大きく関与しています。この糖尿病の特徴は、インスリンの分泌減少とその効果の低下です。生活習慣の乱れ、遺伝的背景、ストレスなど多岐にわたる要因が影響するため、自己管理とともに専門的なケアが求められます。

特定の原因による糖尿病

他の疾患や薬物使用によって引き起こされる糖尿病も存在します。これには、膵臓の疾患、感染症、特定の遺伝子変異が関与することがあります。

妊娠糖尿病

妊娠中のホルモンバランスの変化が血糖値の上昇を引き起こすことがあります。この状態が妊娠糖尿病です。患者様の血糖管理は、胎児の健康を守るためにも特に重要です。
妊娠後、糖尿病のリスクが高まることも指摘されているため、当クリニックでは出産後もしっかりとしたフォローアップを行っております。

糖尿病の治療

糖尿病の治療

糖尿病の治療は、食事療法、運動療法、薬物療法の3つが柱となります。当クリニックでは、患者様のライフスタイルや個々のニーズを考慮した治療を重視しております。
食事と運動を中心とした取り組みが効果的であるケースも多いですが、それだけでは十分な血糖コントロールが難しい場合、薬物療法も検討します。

1型糖尿病の治療

1型糖尿病における主要な治療方法は、インスリンの適切な補給です。低血糖を予防し、血糖値の安定をはかるためには、食事とのバランスや適切なインスリンの量が重要です。
当クリニックでは、患者様の病態に合わせた適切な治療方針をご提案いたします。

2型糖尿病の治療

2型糖尿病の治療は、生活習慣の見直しによる血糖コントロールが重要となります。食事療法や運動療法を基本とし、継続的なサポートを行っています。
患者様とのコミュニケーションを重視し、それぞれのライフスタイルに合わせた治療方法を提案して参ります。

当クリニックの糖尿病治療の特徴

糖尿病専門医・循環器専門医が在籍

当クリニックには、糖尿病専門医と、糖尿病がもたらす合併症に対応する循環器専門医が在籍しています。これにより総合的なケアを提供し、患者様の長期的な健康の維持をサポートします。

管理栄養士による栄養相談

食事療法の専門家として管理栄養士も在籍しており、ライフスタイルに合わせたアドバイスを行います。「どのような食事を摂れば良いかわからない」という方へ、栄養相談にて専門的にアドバイスいたします。糖尿病の治療では、必要以上のカロリーを摂らずに、バランスの良い食事を摂ることが必要です。

FreeStyleリブレを導入

FreeStyleリブレは、糖尿病の患者様が日常生活の中で簡単・手間なく血糖管理ができるように開発された「持続血糖モニタリングシステム(CGM:continuous glucose monitoring)」です。採血の必要がなく、専用のセンサーを体に貼り付けることで、24時間連続して数値の変動が測定できます。

丘の上きのうクリニック
(羽曳が丘院)

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